国際バラとガーデニングショウ~バラをめでる編
5月12日(水)~17日(月)、西武ドームにて、
第12回国際バラとガーデニングショウが開催されました。
じゃじゃーん。見よ!ぴあの姫が根性で手に入れた招待券!
FM西東京さんのプレゼントに当選しました。うるうる。ありがとうございます。ぴあの姫は幸せです。
実は去年も夫が仕事に通う街のフリーペーパーの抽選で当たった招待券で行きましたので、お小遣いに限りあるぴあの姫にも、苗を何本か買えました。
今年も一目ぼれした苗を買うぞ~とは思ったものの、実はぴあの姫の家は今、もう整備拡張しないとバラがこれ以上植えられない!という事態になっております。ので、今年は肥料やガーデニング資材の情報、そしてガーデンデザインの方向に目がいっていました。
そのせいか、写真も膨大な量になってしまい、何度かに分けてアップすることにしました。
(「わかな」)
今日はまず、バラひとつひとつに焦点をあて、ぴあの姫が数あるバラの中から
「君に惚れた!」
と、思ったいくつかを、ご紹介したいと思います。
今年のバラとガーデニングショウのメインテーマは「バラにつつまれる贅沢を」
トップの写真の「サロン・ド・ローズ」は、他の展示とはちょっと違った趣向で目をひきました。
乙女心をなんとも刺激してくれます。ドレスとバラ。まるで気分はマリーアントワネット。黒柳徹子さんが、大好きな詩を元に、作られた展示で、今年のポスターなどに登場していた「トットちゃん」は、まさしく徹子さんのニックネームのバラです。
ところが、最終日に行ったせいでしょうか。ちょっとポスターの印象とは違うトットちゃんにしか出会えませんでした。
どうやら、このトットちゃん、最初はロゼット咲き(中央に花びらが密集して咲く形)、徐々にカップ咲き(ふくらんで丸く咲く形)になるという特徴があるようで、よくいうと表情豊か、悪く言うと(ごめん)安定感がちょっとない(花が弱いという意味ではありません)みたいです。花の色のポスターほど鮮やかなピンクのものは見当たりませんでした。残念。
「ローズドラージェ」。新しい品種なのか、切花品種で苗はあまり流通していないのか、データがみつかりませんでした。ドラジェというのはヨーロッパの結婚式に配られるお菓子のことで「幸福の種」という意味。お菓子の代わりに花嫁からお客様に一輪ずつ贈られるものもあるようで、それにふさわしい幸福感と華やかさに満ちた命名がされたのかな?
「クチュール・ローズ・チリア」。河本バラ園の2010年の新作です。これまでのバラとは違う華やぎと落ち着きをかねそなえてる気がします。まさに「新作」。
「ミスティパープル」。2003年・河本バラ園作出。淡い紫とフリルの花びらで、切花としても流通しているそうです。紫のバラが好きな方。目を奪われるでしょう?ぴあの姫も釘付けでした。
「シュシュ」。2008年・河本バラ園作出。ベビーピンクとアプリコットの中間くらいの色。その不思議な可憐さは、やはり切花としてもお庭でも楽しめます。
「のぞみ」。これはスタンダード仕立てといって、一本の野ばらの木のてっぺんにミニのつるばらを接木して、滝のように四方にしだれさせています。接木用の野ばらの育成から数えると、5~10年かかる大作です。一度挑戦してみたいなぁ。実はその粘り強い作業を、この仕立ての作者、石井強さんの本で知り、当時古臭い庭をどうしたらいいか悩んでいたぴあの姫は、とても感動しました。
その感動(何年かかってもいいんだーっていう安堵感と、目標をもって頑張り続ける姿への憧れ)が、バラに興味をもちはじめたきっかけです。
こののぞみですが、1968年小野寺透さんの作出ですが、戦後の混乱期に満州からたったひとり、帰国してきた末、父親の待つ東京に到着直前に亡くなった、姪御さんのお名前だそうです。
バラには平和の願いをこめた品種も沢山あり、他には「思い出のアンネフランク」(このバラの親は、「ピース」)なども有名です。
「わかな」2006年、作出者は木村卓功(バラの家)。実はこの苗が一番欲しかったのですが・・・最終日の混雑の中、苗を買い求める気力&体力がつきまして、後日あらためてどこかで買い求めることにいたしました。(後回しになるなら、その前に植えるところ作らないといけないけど)
これ、葉の緑が花びらの白に映っているのではなく、外側に向かうほどグリーンの花びらなんです。ミニバラには「グリーンアイス」に代表されるようなグリーン系品種が増えてきましたが、大きめの花のグリーンはそう多くはないのでは??と、思います。そしてちょっと、春キャベツを思わせて、美味しそうです(笑)
そして、このバラが、欲しい!そう思わせてれたバラ、最後にご紹介しますのは。
「ジャクリーヌ・デュ・プレ」1989年・イギリス:ハークネス作出。多発性硬化症で、42歳で他界した天才女性チェリストの名を、つけられています。すっきりとした白の八重咲きで、赤い花芯。花のひとつひとつは長く咲きませんが、次々と花をつけ、つるばらとして育てることも、コンパクトに育てることも可能なようです。
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