クルミドコーヒーの世界に魅せられて
もし、できるなら、この記事は、お時間のあるときに、できるだけよいネット環境で読んでいただけたら・・・と、思います。
というのも、最初にご紹介したいこのリンク先には、お店を訪れた後ならなおさら涙が出ちゃうくらい、しみじみと素敵なお店のホームページが、待っているからです。
クルミドコーヒー
http://kurumed.jp/
多摩リビングの5月8日号にて紹介されているカフェシリーズで、今日はクルミドコーヒーさんにお邪魔してきました。本当はお店の方にちゃんとご挨拶して、このブログを書こうと思っていましたが、お店はお昼時で大変混雑していて、わたしたちが訪れたときは、一瞬の静けさののち、今度は午後のティータイムに訪れる方々でにぎわい。
普通に、親子連れのお客さんとして、他のお客様のお邪魔にならないように娘たちや座っているところから見える範囲の写真を撮り、それ以外はもうほんとうに、クルミドの物語を堪能してまいりました。
気づいたら、2時間近くお邪魔して、わたしが娘たちに
「静かにしてなさい!」「それはいけません!」「なにやってるのもー、お水こぼさないでよ!」
というような言葉を発したことは、一度もありませんでした。
決してうちの娘達が特別にお行儀のよい娘たちなのではなく、本当に居心地のよいところだったらしく、帰ろうって言葉をわたしから言うのが不思議な気持ちすらしました。
では、クルミドコーヒーをご案内いたしましょう。
お店のコンセプトは、
「本当のこどものカフェをつくろうと思う・・・こどもを取り込めば人が集まるというのではなく、自分の娘たちのための、本当の、こどものカフェを、この場所につくろう・・・」(クルミドコーヒーHPより)
そういう思いと、西国分寺駅の雰囲気は、よく似合っています。
駅前にはまず、いずみホール。
お店への最短ルートは、このホールに向かって右側の道に入るのですが、ちょっとだけぐるっと回って左側には、児童館があります。
このあたりのマンションや駅ビルの雰囲気が、石やレンガで統一されてとても素敵です。街路樹もきらめいて初夏を思わせる空気。西国分寺南口は、決して贅沢すぎない、落ち着いた街並み。
児童館側からホールの裏に右折して、北西側のブロックの角、そこにクルミドコーヒーがありました。
店内満席状態でしたが、ちょうどわたしたちが訪れたタイミングで、一組帰られ、メニューを貸していただき待っていると、席に案内されました。
そこにあったのが、これです。
「ご自由にどうぞ (自然のものですので、虫がいたりすることもありますよ)」
もうそのときの気分といったら。
皆さん、不思議の国のアリスを読まれたことはありますか?あれでアリスがテーブルの上の「わたしを飲んでね」と、札のついたアヤシイ薬を飲んでしまう気持ち、実はぴあの姫にとって、その不注意さが長いことずっと、ナゾでした。が、今日その気持ちがわかりました!
つい、手にとってしまう。
つい、割ってしまう。
そして、食べてしまう~(笑)
ただ、素朴にクルミをお客様に置いてくれてるだけなんでしょうか。単にサービスとして?
もしかしたら、そうかもしれない。だけど、そこには物語の入り口に立たせてくれる魔法の仕掛けがあるように思えてなりません。なんという心憎い演出でしょうか。
小学生未満のこどもたちには、ジュースのサービスが用意されていました。娘たちは、りんごとみかんのジュースをいただきました。おかわりしました。(おかわりは、有料ですが、こどものサイズ&料金の設定があります)
そして、こどもたちのランチ。BLTC(ベーコン、レタス、トマト、チーズ)サンドと、ポテトサンド。
こどもだったわたしは、
クルミドサンド(春のやさい)。ナイフとフォークでいただきます。
それに、クラッシュアイスになったコーヒーにミルクを注いだ、クルミドクラッシュオレ。
混んでいたお店が一瞬静かになった午後2時過ぎ。店内を見回すと、
ここにもくるみ割り人形。
街路樹の見える窓辺。
店内にもさりげないグリーン。
このカフェは、半地下、中二階(今日のお席)、二階(上の写真の照明の下のカウンターと、右手にテーブル席)に客席があり、一階には子どもたちが大好きなどんぐりが入ったバスケットや、コロコロ球を転がすおもちゃ、コマなどが置いてありました。
おもちゃで遊んだり。
ぐりとぐらの絵本を読んだり。
「ぐりとぐらも、双子なのよ、知ってた?」
と、わたしが聞くと、
「とっくに知ってるよ」
と、にやりと笑う娘。
最近ちょっとそんなような生意気な面白さが出てきました。
そしてわたしは、昨日の、続きを編みました。
子連れでカフェで編み物!?
自宅でさえ、寝てからじゃないと、子どもたちがじゃれて編めないのに!!?
なんというクルミドマジック。
帰り際、お店の方が、
「編み物、楽しそうにしてらっしゃいましたね、出来上がりが楽しみですね」
と、笑顔で言って下さいました。
三人ほどの店員さんに注文や、くるみのおかわり(汗)などで言葉を交わしましたが、どの方も本当に丁寧で、しかも気さくというか、身近というか、素朴というか、心からおもてなししてくださってる感じです。そう、わたしは「おとな」ではなく、ここでは、「こどもだったあなた」なのです。
・・・また、行きたいな。
本当に素敵な一日でした。
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